こんにちは、眞島です。やっと省エネの本題に進めて良かったです。
それで、今回は断熱性能についてお話いたします。
断熱基準およびグレード | 地域区分 | |||||||
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
HEAT20 G3 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | – |
HEAT20 G2 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | – |
ZEH+ | 0.30 | 0.30 | 0.40 | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.50 | – |
HEAT20 G1 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 | – |
ZEH | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | – |
平成28年省エネ基準 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | – |
高性能住宅では、熱を外に逃がさない、高い断熱性を持ち合わせた家が特徴のひとつです。
断熱性を高めるためには、主に建物の壁や床の内部に、優れた断熱性能を発揮する断熱材を使用する方法があります。
また、断熱性の高さを測る指標として「UA値」というものがあり、これは「住宅の内部から床や外壁、屋根、窓などを通過して外部へ逃げる熱量を、外皮全体で平均した値」です。このUA値が小さいほど熱が外に逃げにくく、断熱性能が高いということになります。
断熱の普及を目指した団体がいくつかあり、HEAT20もそのひとつです。(上記参照表)ここでも断熱基準を作成しており、G1、G2といったレベルがあり、数字の大きいほうがより高い断熱性能となっています。高断熱高気密を目指すメーカーはG2程度の断熱性です。
断熱性能を示す数値の一つであるUa値(熱の逃げにくさを表す数値。小さいほうが良い)でいうと、「断熱等級4」は東京や大阪は0.87なのに対し、HEAT20のG2は0.47になります。およそ倍の差です。
これから家を建てるのであれば、HEAT20の基準も参考にしたいものです。